2018年1月20日

1月のテーブル

煌々と照らす満月から1年が始まり、新月も通り過ぎて
太陽を拝むように花が咲き、ハワイは日々快晴が続く。
私はハワイの冬がとても好きです。
光の中に少しだけひんやりとした空気のベールが降りる。

1月の小さな庭にたくさん実るのは、リリコイ。
レモン色の厚い皮から透けて香る、南の果実の香り。
それから、ノニの実と葉、ローズマリーを摘んで
薬効の強いジュースを作ります。
いつの間にか木のように大きくなった、トゥルシー(ホーリーバジル)は
お茶にして頂きます。

そして1月の楽しみにしている果物、2つ。
まずは、オーガニックマーケットで見つけたら必ず購入する
エッグフルーツという雫の形をした果物。
実る時期が短いのか、あっという間に姿を消します。
別名カニステルという名前で、卵の黄身のようにほろほろと甘く濃密。
1つ食べ終わるとこっくりとしたスイーツを食べたような満足感。
もうひとつは、サワーソップ。
グリーンにポツポツの突起がある、その容姿からは想像がつかない
森のアイスクリームと呼ばれる魅惑の果物。
エッグフルーツは全く水分がなくて、サワーソップはたっぷりの水分で
どちらも全く違うクリーミーな香り。
サワーソップは最近抗癌効果もあると言われ、注目されているそうです。

見えない大きな何かを敬いながら、恵みを口にする。
こういうことを大切にしていくほど、誰かの中の小さな何かに心が動いて
忘れられなくなったり、ほんの一瞬の美しさに震え始める。
心の琴線が、いつも外の世界とつながって豊かにしてくれるのです。
心と体がひとつのように、自然と私たちの命は同じ。

家で食事をしている時に、友達が愛おしそうにエッグフルーツを手にのせ
「テーブルの上に神様がいるみたい」と。
命を繋いでくれるのだから、そうかもしれないね。

そう言ってる間にも、1月が笑いながら逃げていく。
誰かがどこかで、鳥の歌に合わせてウクレレを弾いている週末です。

tsuki