2016年6月7日

青梅の季節

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いますぐ食べるものを作ることより、少し先に食べるものを作る方が好きです。
翌日になったら味が染み込んでおいしくなるものとか、
数日間寝かせたら深みが出るものとか。
そんなわけで、青梅が店頭に並ぶこの季節は、
梅酒を作ろうか、それとも梅シロップを作ろうかと考えてばかりで、
いつもソワソワ。
お店を素通りすることができません。

小さい頃に住んでいた家には、大きな梅の木が2本ありました。
門を挟んで両側に立っていて、この時期になると数百もの実をつけました。
ざるいっぱいに摘み取り、母は梅干しや梅酒を作っていましたが、
残念なことに、それらを食べたり飲んだりした記憶がありません。
まあ、子どもだったから当然、梅酒は無理だったのだけど。

そんな頃のことを思い出しながら、この時期はいつも梅酒を作ります。
綺麗に洗って乾かして、爪楊枝でヘタをつるっと剥がし、
それから、瓶の中に氷砂糖と交互に入れて、たっぷりとお酒を注ぐ。
今年はブランデー入りのホワイトリカーと麦焼酎で、1キロずつ梅をつけました。
こうして小さい台所は、大きな瓶で埋め尽くされていき、
それを眺めながら、ひとり、満足感に浸るのでした。

hiro