2018年3月6日

ヨガとハレルヤ


2年前の年末年始、バリでヨガを練習していたときのこと。
ある日、夜6時くらいから始まるクラスに参加しました。
そのクラスは一日の終わりにふさわしく、動きの少ないゆったりしたクラスで、ひとつのポーズを5分くらい継続するものでした。
でもわたしはなぜか、ポーズをキープしながらずっとイライラしていました。
原因のほとんどが日本で起こり、バリまで持ち込んだストレスやフラストレーションだったのだけど、それらがじっとして動かない体の中からじわじわと浮き上がってきて、無性にイライラが止まらなくなりました。
1時間半後、すべてのポーズが終わってしかばねのポーズに入り、マットの上で仰向けに横たわると、ふっと耳に聞こえてきたのは、ジェフ・バックリーの「ハレルヤ」。
その瞬間、イライラがすうっと溶けて、ぬるい涙になりました。

先日、平昌オリンピックが閉会しました。
スケートとか、ジャンプとか、いろいろな種目を見て心が熱くなるときもありました。
リアルタイムでは観戦することができなかったのだけど、フィギュアスケートのフリープログラムで、パトリック・チャンが見せた演技は、とても心にしみました。
たぶん、音楽が「ハレルヤ」だったからです。

パソコンにも、iPhoneにも、いろいろな人がカバーする「ハレルヤ」は入っていて、ときどき聴きながら原稿を書いたり、部屋でヨガをしたりするのだけど、なんでだろうな、パトリック・チャンの「ハレルヤ」はとても静かで、美しく、そして、やさしさに溢れていました。

いい音楽、いい踊り。
わたしもそんな時間を、ただ、自分のために過ごしたいな。

hiro