2018年7月31日

金魚すくい


小さいときに住んでいた家の近くでは、毎年8月に盆踊りがありました。
たしかそこは小さな釣り堀のある公園で、真ん中にやぐらが建てられ、子どもも大人も秩父音頭や東京音頭、ドラえもん音頭などを踊りました。
そういえば、小学生のときは学校で「秩父音頭の振り付けを覚えているか?」という実技テストもあったなあ。
「埼玉県民あるある」かもしれません。

毎年、盆踊りには500円くらいのお小遣いを持ち、ゆかたを着て、妹や友だちと出かけました。
りんご飴、ヨーヨーすくい、射的、そして、いちばん好きだったのは金魚すくい。
「金魚を持ち帰っても、絶対に弱って死んじゃうから」とわかっているのだけど、水の中をスイスイと泳ぐ真っ赤な金魚を見ていると、どうしても欲しくなるのでした。

でも、わたしは金魚すくいが致命的にヘタでした。
「ごめんねー、おじゃましますー」という感じで恐々と最中の皮を入れるので、あっという間に逃げられてしまうのです。
そんなあるとき、わたしは突然ひらめきました。
「これは熱湯だ! その中に金魚がいて、わたしに助けを求めている!」
そう妄想しながらトライすると、これまで1匹も取れなかったわたしが3匹くらい立て続けにすくうことができたのです。
家に帰り、小さな水槽に金魚をはなしたときはうれしかったなあ。

写真は、三越本店の入り口にあったアクアリウム。
アクアリウムというよりは、ふつうに透明の金魚鉢じゃないのかと思ったけれど、やっぱり金魚は涼しげです。

hiro