2016年7月13日

甘くないけど甘い。暑いけど涼しい。

7月上旬、午前中から太陽が過剰に自己主張する日は、「もう梅雨明けで!」と個人的に宣言したくなる。
仕事だからと気合いを入れても、気持ちとは裏腹に流れる汗汗汗。

しだいに、灼熱を堪えるのも限界。
打ち合わせ場所の新橋から、ため息をつきつき歩く途中、かき氷を食べることを思いついた。

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銀座の裏通りに面した、間口の狭いお茶の専門店。
かき氷を食べるは、店舗3階の、半オープンフロア。
天井が半透明なので、多少和らげられるとはいえ容赦ない太陽が降り注いで、暑い。暑い。

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かき氷メニューは一種類なので、迷う必要なし。
濃い抹茶の上に、鉋(かんな)で削ったような姿そのままの氷がそっと佇んでいる。

いわゆる「抹茶みつ」をかけて宇治氷と違って、甘さはなく、
苦みと濃厚なお茶の香りが押し寄せてくる。
けれども、上質なお濃茶を飲んだときのような、苦みの向こうから伝わるかすかな甘さがある。

不思議な味わい。

 

相変わらず天からはじりじりと太陽が降り注いでいて、
時折、汗が伝うのすら感じるのだけど、舌の上で氷がはかなく融ける瞬間だけは、
暑さの中に、ひいやりとした涼しさが伝わる。

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甘さが欲しくなったら、盆に添えられた甘納豆を一緒にいただいても美味しい。

 

相反するものをいっぺんに感じるのが楽しくて、毎年、必ず一度は足を運ぶ味、なのである。
(ただし、例年けっこう提供期間が短いので、販売開始がアナウンスされたら、それっとばかりに出かける必要アリ)

 

うおがし銘茶「茶・銀座」

 

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keiko