2016年7月19日

鯨の声とインディアンフルート

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日曜日のサンセットの頃。

丘の上のBodhi Treeという美しい場所へ向かいました。
ホノルルなのに、静けさに満ちているそこからはダウンタウンの街並みと向かいの丘が見渡せます。
空にはうっすら虹が昇り、集まってきた人々はヨガマットを敷き思いのままその時間を味わっていました。

今夜は、セドナからハワイへ移り住んだアーティストの方の演奏を聴きにきたのです。
「インディアンフルートと鯨の声。」
声をかけて頂き、このキーワードに無条件にその音に包まれたくて、即答で行くことを決めました。
以前、シタールをしていたのでこのような民族楽器が出す振動にとても魅かれるのです。
美しい布の上に何本ものインディアンフルートやディジュリドゥ、ティンシャやチベタンボウルなども並んでいました。
楽器をみつめていると、内側のベールが降りて呼吸が深まります。

そこで彼の世界が始まりました。

ヨガのシャヴァーサナという横になって力を抜く体勢で、心身とも緩み瞳を瞑る。
ティンシャの音で空気が変わり、様々な楽器がすべての人の体や頭上で振動していきます。
夢と現実の狭間で、額の上をいくつも雲や太陽が流れていきました。
そして、終わりの方で鯨の声や鼓動、息遣いが幾層もの音の中に混ざり合っていく。

目覚めた時、ヨガを終えた後の洗われるような心地よさが訪れました。

鯨の歌は子供の頃から無条件に体を忘れ、心だけになっていく声。
ネイティブアメリカンのフルートに込められた自然や宇宙と呼応する世界観。
彼の結び合わせる世界に心身が解けてゆく時間でした。

やっぱり、直感に従って動いた時のインスパイアされることは自分の軸になっていく。
満ちる月の下、そんな想いを巡らせながら帰る夏の夜です。

tsuki