2016年9月19日

Le lien

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紺碧の影の色、何もかもが満ちていく。

夏のはじまり頃から、子供の頃の友達や幼なじみがハワイを訪れたり、何十年ぶりかにメッセージを交わすことが重なりました。
記憶は、子供の頃の声や笑顔で、制服を着ていたり、今は呼ばれることのないあの頃の呼び名のままです。

大人になっても再会すれば、未来のときめきで溢れそうな子供の頃の瞳が蘇ります。
そして、メールの中に隠れる試験前や好きな人の事、目の前の世界でいっぱいの私たちを見つける度に思うのです。

時間は幻想なんだ、と。

過去は今の中でしか思い返せないし、未来も今の中でしか見ることができない。
長い間離れていても、あっという間に今の瞬間にあの頃を呼び戻すことが出来るのです。
全ては今の中。
再会したり再び繋がるタイミングまで、命の糸は時空を泳いでちゃんと繋がっていた。
再びハグして、笑い転げて、お互いの幸せを嬉しく想うその時まで。

シャンパンを飲んで少し酔った美しい友達。
「私、子供の頃からずっと親友だと思っていたよ、今までずっと!」と満面の笑みで言われた時、花が咲いたように嬉しくなって涙を我慢して私も笑いました。
情に脆いくせに、「親友」なんて口にするのは恥ずかしいタイプの私。
そんな私にきっぱり伝えてまた来る!と帰っていく姿に、本当に楽しかったあの頃の記憶が次々やって来て、未来をつなげてくれた気がしたのです。

満月の週末、光のゆらめきが大きな鳥の羽のように見える午後。

待ち望んだDEAN &DELUCAがハワイのリッツカールトンにオープンしました。
リッツカールトンにステイ中の幼馴染みたちと、早速偵察へ。
2階はクヒオアべニューの大きな木が見える、ワインバー。
日本にいる頃大好きだった場所で皆と過ごす時間は、東京へタイムスリップしたような気分です。

心のまま、それを映す世界に生きる私たち。
切ない別れも、目を背けるような出来事も、今の私たちの心次第で幸せな今へ再生される日が来るかもしれない。
Le lien(ル リアン)とは、絆や脈々と繋がっていく縁。
美しい響きと意味に惹かれます。

万物が目覚める、秋の始まりです。

 

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tsuki