2016年5月15日

休日の午後とアート

この週末は、渋谷で友達とランチしたあと代官山ヒルサイドフォーラムで開催していたマグナム・ファースト日本展へ行ってきました。

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http://www.magnums-first.jp/

大戦後ぐらいのモノクロの報道写真が主で、有名なロバート・キャパとかもあったかな。
断食中のガンジーとか、当時のふつうの人の生活風景とか、ほかにもいろいろ。

でも一番好きだったのはこの1枚でした。

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こんなに小さいうちから飲んでたら、この子は将来大酒飲みになっただろうな。
大人みたいな顔して飲んでるのも、なんともいえない。

そしていまは生きてたとしてももうかなりのおじいちゃんになっているはず。
どんな人生を送ったのかな。

ちなみにドイツで撮影された写真でした。

 

ひととおり写真を見たころに、展示スペースの一画を使って平松み紀さんのダンスが始まりました。

 

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み紀さんはコンテンポラリーダンスという、アートでいうところの現代アートみたいな前衛的なダンスをずっと踊っていて、ギャラリーとか、美術館のエントランスとかでも踊ったりしています。

実は彼女とは夫どうしが学生時代の親友なので、公演にお招きいただいたり一緒に温泉旅行に行ったりしたこともあるのですが、それぞれの家庭や仕事のことなどもあり、最後に会ったのはもう、10年以上前だったと思います。

私はもともとそんなに演劇やダンスにあまり興味がなく、詳しくもないほうなのですが、初めて見た時は、み紀さんのダンスは本当に前衛的だから、急に寝っころがったり、飛び跳ねたり、意味がわからなくてびっくりしたものです。

 

でも、10年以上ぶりに彼女のダンスを見て、暑くも寒くもない気持ちのいい5月の休日の午後に代官山でこんな風にみんなで彼女を囲んでダンスを見ている、というのが、その空間そのものが、いいなぁと思ったのです。

外の濃い緑や、風の気持ちの良さや、昔の写真をたくさん見てちょっと現実ばなれした頭の中に急にダンスが入ってくる感じとか。

もう2度とこの時のこの瞬間はないし、今日、ここにこれて良かったなと。

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そういう時間や空間を作れるのがアートなのであって
意味を理解する必要なんてなかったんだな、と急に思えたし、

時間がたたないとわからないこと
感じられないことをふとわかったとき

歳をとるのもそう悪くないのかも、と思えたりします。

yuki