2016年10月10日

夏祭りと金魚すくい

この週末、近所にある神社で、祭礼が行われていました。
参道にずらりと屋台が並んでいて、一番人気だったのはベビーカステラ。
あとは、ホタテとたこが一緒に入った贅沢なたこ焼きとか、蛇口のついたタンクにいちごやブルーハワイなどのシロップが入っていて、いくらでも自由にかけていいかき氷とか。
でも、かき氷を食べるにはちょっと肌寒い夜でした。
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石段を上がり、境内に入ると、ステージではマジックショーやバルーンショーが行われていました。
観客はお年寄りとちびっ子がほとんどで、ステージを囲むように、たくさんの屋台が並んでいます。
パチンコ、輪投げ、それから、「カライの、ヘイキデスか、テメエ」と、奇妙な日本語を使うケバブ売りのおじさんも。
たぶん、トルコか中東あたりの人なのだと思います。
少年らが、ワイワイ言いながら山盛りのケバブを頬張っていました。

境内の真ん中に、ひと際賑わっている屋台がありました。
のぞくと、金魚すくい。挑戦しているのは、小学生の子ども達ばかりです。
端っこに立って水槽を覗くと、赤い金魚のなかに、黒いらんちゅうも混ざっています。
わたしならそれを狙うと思いましたが、もう30年くらい金魚すくいをやっていないので、一発で穴が開いてしまうだろうな。
「待っていたら、自然と金魚が浮いてくるんだよ。そこを狙うの!」
おわんのなかに3匹の金魚をいれた女の子が、まだ1匹も取れていない友だちに、得意げに指導していました。

この街に越してきてから、もう、何度目の夏祭りだろう。
お祭りに来るのはいつもひとりで、境内でマジックショーを見て、金魚すくいを眺め、飴細工職人の絶妙な技に見惚れます。
毎年のことながら、そのすべてがなんだか遠い世界の出来事のようで、まるで、自分だけが別世界の透明人間になったかのように、人ごみで賑わう参道や境内をすらすらと歩きながら、缶コーヒーを片手に、家へ帰るのでした。

hiro