2016年10月22日

瞬く信号

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夜の窓。
少し冷たい風と植物の寝息のようないい香り。

兼ねてより欲しかったNIKON DFは、パートナーからのバースデープレゼントとなりました。
自分の一眼レフを持つのは、3機目。
歴代の2機はクローゼットで眠ったまま。
昔は仕事柄、ポラやトイカメラ、二眼レフなどでモデルを撮影したり遊んだりしたのですが、最近はInstagramもSNSも専らiPhoneのみ。
今回は少々以前のものより高価な上、私にはなかなかアドバンスな一品です。
何度も迷い、フォトグラファーの友達数人に相談しては、本当に素晴らしいアドバイス、そして私の感性や世界に合うものを一緒に考えてくれて、何度も涙が出る想いでした。
その結果、パートナーにもちょっと奮発してもらい、更にオールドレンズ2本もメインランドから取り寄せてもらいました。

撮りたい世界があるのです。
目に映る世界と見えない世界の狭間を撮りたい。
今持っているものでは撮れない。
知識も感覚もまるで足りない。
心が映したものに心が震えたら、遊びも仕事もまっすぐ行動するのみ。
今はまだベーシックな事すら理解していないけれど、皆の手を借りて入り口に立てたようです。
何度も触れて、連れ歩き、イマジネーションの中に映る光景を辿っていこうと思います。
完全なる遊びの領域、学ぶことも楽しい。

昔からよく星を観に行きます。
富士山で大の字になって降り注ぐ流星を浴びたり、深い森で漆黒をすべる星が私の奥底に眠るものを呼び起こしてくれる音を聴きます。
それはシグナルやサウンドに似た、瞬き。
星々を夜の海に浮かびながら見上げると、不思議な気持ちになります。
自分の星に浮かびながら、身体はぐんぐん拡大して他の星々や周りの全てと手をつないでいる感じ。
ハワイ島のマウナケアやマウイ島のハレアカラの天の川、ナイトレインボーの向こうに輝く彗星、カウアイ島のハナレイで目の前にまっすぐ降りてきた巨大な流星。
オアフ島では頻繁に、ノースショアや東海岸のマカプーに星を観にいきます。
時折、怖いくらいの星々が迫ってきます。

新しいカメラを連れて、この星から遠く離れた場所で瞬く光の信号もキャッチしよう。
外側の天体と内側の心が混ざり合った世界はどんな風に映るんだろう。

画像は私の大好きな友達、フォトグラファーライ君のNIKON。
やっぱり、フィルム時代のカメラのフォルムは魅力的。
彼の世界は日常や旅の中に顕れる、笑い声、水の動き、光の粒子、心の加速、風の佇まいを映し込んでいる。
ファッションの世界のフォトグラファーの知り合いが多い私に、彼の存在そのものが映し出す世界はありのままで美しい微細な信号を届けてくれます。

 

ちょうど昨夜と今夜、オリオン座流星群が見えます。
それぞれの心に届く信号は、送信されました。

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tsuki