2016年11月5日

呼応する色

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南半球の果て、星降る旅から帰ってきました。

急遽決まった旅は、ブッキングの嵐から始まりました。
待っていたのは、必然の体験と新しい扉。
旅先からホノルル空港へ降り立つと、優しい花の香りに包まれます。
いつどこにいても、今いる場所が最高のホームでサンクチュアリ。
旅の煌めきをこぼしながら、日常へ。

以前日本で暮らしていた時、キッチンの壁にTHE CONRAN SHOPで購入したインドのステンレス製のディッシュラックを打ち付け、シンプルな食器や器を収納していました。

器や食器類は美しく渋目のものが好きです。
何より、料理を引き立て、使い込むことでじんわりと時間の層が美しく現れます。
20年ほど使い込んだ、白いカフェオレボウルの底に浮かぶ、植物の芽のような小さな罅は心を豊かにしてくれます。
ぽってりとした和食器や、機能性の高いDuralex、フランスのAstier de villatteの白い食器類をベースに、特別なものや好きなデザインを揃えて楽しんでいました。

ところが、ハワイで暮らすようになって心向かう先に新しい世界が加わります。
今まで選ぶことのなかった、華やかな器やお皿たち。
花や鳥たちが描かれたもの、ゴールドやブルー、スモーキーピンクやジェイドカラーの美しい色たち。
ハワイ特有の爽やかな風や空の色、植物や花々のエネルギーに自然に馴染んでいく。
少しづつ心に留まったものが集まり、心もキッチンも照らされるような気持ちに。
幸せになるためではなく、幸せだから選んでいく。
道を選ぶ時も、物を選ぶ時も同じです。
写真のものは、ハワイには2店舗ある大好きなAnthropolgieのものです。

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今でも和食器や味わい深いシンプルなもの、薄い気泡の入った繊細なガラスものなど透明感があって長い間使えるものがベースです。
一時帰国した時には、伊勢神宮の大好きな作家さんの器を大切に持ち帰るのも楽しみ。
好きなものは、それ程変わらない。

だけど、今立っている場の影響は伸びる指先の世界も変えることがあります。
世界は全てとつながり、影響し呼応し合う。
いつかハワイで暮らし始めた頃の記憶が、この華やかな器たちに宿り懐かしく振り返る時が来る。
日常を共にする物たちにも、自分の内側の色や立っている場所が幾重にも重なり命があると教えてくれます。

今私の足元は、虹が架かり花咲く色溢れる島。
見たことのない新しい週末を!

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tsuki