2016年11月19日

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心に同じ絵が見える。

大きな月は、家の裏にある入江の水に黄金を溶かします。
天窓から差し込む月光は、夜深くにブルーのベールを降ろし、キッチンと寝室から見えるバスルームは深海に。

満月の頃、連日家に人が集まりました。
皆、ふらりと隣の丘に散歩に出たり、メディテーションしたり、普段より少しこってりした美味しいものを摘んだり、歌ったり、打明け話をひろげたり、旅のようにいくつも世界を渡り歩きました。
そして、ちょうど開催された、Vans Triple Crown of Surfingというサーフィンのワールドカップが始まったのでノースショアへ。
ハワイは冬がサーフィンのシーズン。
これから3つのワールドカップが開催され、今回は最初のリーフ・ハワイアン・プロへ。
私もサーフィンをしていますが、冬の大きく強いうねりは美しく、見ているだけで心湧き立ちます。
長い時間、汐に吹かれ強い光に照らされ、沖からやってくる波と呼吸を合わせる人を見つめる。
こんな時間が、星に住んでることを思い出させてくれます。

そんな数日、同じ言葉を全く別の人が繰り返し話し出すという事がありました。
それは、「心に映る絵」の話。
私たちは、いつも心に何かを映しています。
彼らのエピソードは興味深く、笑ったり感心したりちょっと涙が出たりしながら、思い出したことがありました。
随分昔、同じ絵が心にしばらく浮かび続けていました。
そこは外国で、光の色が綺麗で道や街角も交差点も輝いていて。
勝手に西海岸やプロヴァンスを重ねていました。
何年も経ち、ハワイへ移り住んだ頃、街角で突然その絵と同じ場所に遭遇。
それ以来、そのイメージの中に出てきた光景を、いくつもこの島や他の国で見る事に。
実は今住んでいる場所も、そのひとつ。
家を見つけた時は、懐かしいような気持ちに笑顔になりました。
こんな話を皆でシェアしていると、自分たちが纏う時間もぐっと奥行きを増します。
どんな価値観でも、お互いを尊重することで話は広がり、体験も増えて行く。
リミッターをどんどん外して、純粋に楽しかった。

とつとつと自分を生きていれば、こうして豊かな繋がりや時間を生きる事ができる。
時折ちらりと見える、お互いの中の同じ絵を見つけながら進もう。

今夜は月灯りピクニックです。

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tsuki