2017年1月6日

日常までの舟

東京のお正月は、いつも晴れ。

記憶の中の元旦は、凛とした冬とうっすら春が混ざり合う
日本晴れだったような気がします。
ハワイの新年も、清らかな黄金の光で包まれるような
快晴が続きました。
はじまりの祝福で厳かな静寂が街に流れ
対照的に、バカンスで訪れる人たちの賑わいは
海沿いで煌めいていました。

ハワイは日系の人々が多いこともあって、日本文化が浸透しています。
年末から続く、各地での餅つき大会。
家でお餅をつく人も東京より多い気がします。
マーケットでは普通に、門松や鏡餅が並びます。
御節や年越し蕎麦の食材や、予約まで。
初詣も出来ます。
以前は、50以上あった神社もオアフは現在5社。
お寺は、ハワイに40以上あるとか。
私もハワイの伊勢神宮、布哇大神宮へ参拝に行きました。
茅の輪くぐり、御清めして頂き参拝、お神酒と御札と御守りを頂きました。
おみくじは大吉。
周りは、神聖なハワイの植物と霊山。
雅楽が響き渡り、素晴らしい1年の始まりです。

ハレの日の特別な食事が続き、賑やかだった
ホリデーシーズンのムードが少しづつ遠くなります。
日常が戻って来て、いつもの庭の植物や三日月の存在に安堵します。
七草粥まで、あと少し。
いつもお世話になっている方から、お家で搗いた玄米のお餅を頂きました。
蕎麦湯に野菜や海藻で出汁を取ったスープ。
そこに、三つ葉や芹、分葱、柚子を落として
コクのあるプチプチした玄米のお餅を入れる。
ゆっくり全てのエッセンスが身体を巡り、回復していく。
自然に手を合わせたくなるような美味しさでした。
今月は、カナダとアメリカ西海岸の旅が待機しているので
それまでに、心と身体の浄化とチューニングを意識しよう。

そういえば、初夢は不思議な世界でした。
雲の上に、もうすぐ生まれる新しい道がある。
そんなイメージから始まり、3つの宝石のような昆虫が飛んでいて
ときめくようで切ないような美しい歌が流れていました。
最後に、「Four Coner’s」という意味がやってきたので
起きて調べたら、地名でした。
アメリカのユタ州、コロラド州、ニューメキシコ州、アリゾナ州の交わる場所。
全く心当たりはないけれど、今年行ってみようかな。

今、ゆっくり小さな波間を小舟で日常へ戻っている途中。
舟に座り、もっと深い場所にある内側の地図を眺めています。
今朝、窓から水の甘い香りがやってきて
上空で季節が少し動いたように感じました。

ひそやかに、いつも未来は今ここに息づいています。

tsuki