2017年2月7日

南インドの朝ごはん


北インドと南インドでは、まったく別の国かというくらい食べ物が違います。
写真は南インドの朝食の定番、イドゥリとワダ。
イドゥリは米粉や豆の粉で作った蒸しパンみたいなもの、ワダは豆の粉のドーナツみたいなもの。
どちらもココナツで作ったチャトニと呼ばれるソースや、豆のカレー、サンバルという野菜カレーなどをつけて食べます。
わたしはこのイドゥリが大好きで、以前、よく南インドを訪ねていたときは、そこが初めての街なら、とにかくお気に入りのイドゥリ屋台を見つけるところから、いつも旅が始まりました。

ある時、南インドの町でめずらしく風邪をひきました。
毎日35度を越えるような炎天下、ファンを付けっ放しで寝るのは日常茶飯事だったのですが、その風でのどがやられたらしく、咳が止まらないことがありました。
それでも食欲は落ちないのが、わたしのいいところ。
いつもの食堂にイドゥリを食べに行ったら、おじさんがハニージンジャーレモンを淹れてくれました。

レモンを絞り、しょうがをすりおろして、最後はダンダンとぶつ切りにして、そこへたっぷりのはちみつ。
あったかいお湯を注いで出来上がりです。

イドゥリに合うのかと言われたら微妙な飲み物でしたが、そのおかげでのどがずいぶん楽になりました。
次の日、「昨日はありがとう! おかげでずいぶん良くなったよ」と言うと、おじさんは「全快祝いだ」と、イドゥリを山盛り5個もサービスしてくれました。

いま、わたしは風邪が長引き、ここ2週間くらい咳が止まらずにいます。
自分ではそのうち治るだろうと、楽観的に構えているのですが、今日、咳をしながら南インドの、あのイドゥリ屋さんを思い出しました。

hiro