2016年5月27日

こころは一体、どこにある?

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わたしはときどき、海外へヨガの練習に出かけます。
日本を離れて、ひとつめのクラスに参加するとき、必ず感じることが、
「ああ、からだのなかがずいぶん真っ暗だなあ」ということ。
前屈をするときも、後屈をするときも、
ただ、まっすぐ立っているときでさえ、
からだの隅々まで感覚が届かない。
自分では、指の先端、足のつま先まで神経を行き届かせ、
筋肉の向きや関節のつなぎ目まで、しっかり感じようとしているのに
なかなか見ることができない。
まるで、真っ暗な洞窟に向かって
頼りない懐中電灯の光を投げかけているような感じです。
どこまで神経を研ぎ澄ませても、からだのなかは変わらず真っ暗。

5日過ぎ、7日経つ頃にようやくからだを観察できるようになります。
そして、「ああ、光が戻ってきた」と感じます。
その光はからだだけでなく、こころもたぶん、照らすのでしょう。
鏡を見ると、自分の顔が少しずつ変化しているような気がします。

「こころは、からだのなかのどこにあるのだろう」と
昔から、よく考えていました。
漫画では、ハートの形で示されることの多い、人間のこころ。
それは一体、からだのどこにあるのでしょう。
あたま? それとも、心臓の近く?

ヨガをしていると、
こころは全身の隅々にまで満ちているのだということがよくわかります。
あたまのてっぺん、爪の先端。
あらゆるところに、こころがあり、
そのすべてに光を届けることが、わたしにとってのヨガなのだと感じます。
「神は細部に宿る」って、もしかしてこういうことを言うのかも知れません。

海外でヨガを学ぶと、否応なく、自分と真正面から向き合う時間が増えて
新しい気づきがたくさんあります。
暑いインドやバリに1、2カ月滞在して
写真のように、みごとなビーサン焼けになるのも、いつものことです。

hiro