2017年3月28日

きっかけはいつも子ども。

ずっと苦手だったお母さんがいた。
保育士が苦手とか言っちゃいけないのかもしれないけど、人間だから合う合わないはある。

考え方も、とにかくやりたい・やりたくない関係なく、みんな一斉に作り物などをして、経験をさせてあげて欲しいお母さんと、こちらが発信したり何かをやっている中で、興味を持った子から順番にやっていくstyle。声は掛けるけれど、やりたい!のタイミングまで待つ私。

どっちがいいも悪いもないけれど、お互いに強要してしまったらしっくりこないのは目に見えている。なので度々こう思う!という理由を話し合っても、ずっと平行線のままだった。

そんな関係がもう2年くらい続き、卒園式の日。

式が終わってから、すぐにそのお母さんが話しかけに来てくれた。
その時間はなんだか不思議で、特にこれといった話をするわけでもなく、たわいも無い話で終わった。

そして謝恩会も終わって会場の外に出ると、またお母さんがこちらに来た。

そして。。。。

『今までずっとありがとうございました。』
と。
少しビックリして、うまくお返事が出来ないでいると、お母さんは続けてお話してくれた。
『〇〇は一番ゆいな先生が好きだといつも言っていました。最後に、先生たちにMessageを書くために、初めてどんなところが好きなの?と聞いてみたんです。そしたら、“なんでも、いいよやってごらん”って言ってくれるところ。って。この子にとってバランス良かったんだなぁって思いました。私は絶対させてあげられなかったから。。』
と言ってくれた。

朝からそのことを伝えようとしてくれていたんだと思う。
お母さんはちゃんとその子が言ったことを感じて、色々考えて、私にまで話してくれた。
なんて素敵なお母さんなんだと思った。
それに比べて、まだまだな私。
もっと自分の芯を持った上で、相手の想いを受け止めたい。
その子を好きな気持ちは一緒だったのにと思うと、そのお母さんとの時間の使い方を間違えてしまったのかもしれないと反省する。。

春は嬉しい寂しいが交互に来て、とにかく心が忙しい。
でも、そんな色々な気持ちになれる保育士って本当に素敵だなとも実感する季節。
桜、早く咲かないかなぁ。

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kamiko