2017年6月16日

食欲と読書と想像力

小学生のころに、寝る前に必ず眺めていたのは給食の献立表でした。高学年になったころは食品成分表も読んでいた記憶があります。母が持っていた「ミセス」や「暮らしの手帖」のレシピページも愛読。メニュー名を確認しながらその味を想像したものです。物語を読んでも食べ物の描写に執着。「赤毛のアン」のいちご水、「大草原の小さな家」のピンクレモネード、「小公女」のブドウパン・・・・。登場人物になりきって同じページを何度も読み返してました。

そしていまだに食べることばかり考えているワタシの本棚には大量の料理本があります。正確には本棚には入らないので、狭いパントリーに床置きしているその数を数えたことはありませんが、300冊以上はあるような。もはや料理本は趣味。レシピを試すこともありますが、たいていは眺めて味を想像するだけです。

最近の料理本は写真でやたらとシズル感を強調するというか演出過剰なものが多く、最初はウワーすごいなあと思うのですが、ページをめくっているとだんだん飽きてくる。おしゃれだけど、想像する楽しみが少ないのが残念だったりします。

写真は中学・高校生のころに、毎日手に取り、そのなかの半分くらいは何度も何度も繰り返し作っていた、マドモアゼルいくこさんの秘密シリーズ。ボロボロです。友人や家族にはりきって料理をふるまっていた頃、ずいぶんと活用していました。ざっくりとしたイラストだけなので、どんなものが出来上がるのか予想しながら料理してもその予想を大きく裏切るものが出来上がることもあり、なかなかスリリングでした。一番最初に買った「秘密のケーキづくり」がどこを探しても見つからないのでアマゾンをチェックしたらオンデマンドで2000円以上払えば買えるらしい。料理本でノスタルジーに浸るなんてバカらしいと思いつつ迷っています。

chie