2017年6月17日

ミニマム

外側の世界がシンプルになるほどに、内側の世界が色を増す。
日常に必要なひらめきのみならず、
「わたし」という存在を深めるための本能が起動するから。

時を重ねるたび、旅に出るごと、暮らす場を変えるうちに、
私を取り巻く環境や選択はミニマムになっていきました。
捨てることや断ち切ることが良いこと、ではなく自分を知ることで、
長く愛せる大切なものや関係や、選択が自ずと見えて来る。
捨てる必要がなくなり、そして自分が変容した時に訪れる、
自然に溢れるものや譲り手放すタイミングも大切に想えるようになります。
全ての選択は、自分を満たすもの。
誰かの目や時の流れ、価格は基準にならない。

余計なものは、水が流れるように姿を消し、
心に星が煌めくようなものだけが取り巻く全てになっていく。

物も突き詰めるとエネルギーだから、魅かれるものと生きていたい。
小さなデッシュスポンジをひとつ選ぶ時も、心の動きを観察します。
つながっていく人や生きる場所となると、尚更。
ハワイは自然から受け取るものが多いから、私のミニマムなライフスタイルはぐっと加速しました。
ただ、そこに在るだけで満たされる。
そんな感じです。

身の回りのものが洗われていくほど、満たされ、時間は濃密になって、
自然や動植物、人と深くつながり、心は行動へ移り、身体は軽くなっていく。

こうしてみると自分の外側にあるものを、
それほど多く必要としないのだと気づきました。
この世界にはリミットがあるし、旅立つ時人は物も関係も身体すら置いていく。
だからこそ心に何を積み重ねてきたのか、それが自分を喜ばせるものであるように。
余計なものがそぎ落ちることで、本来の自分へ還っていくような気がします。

ミニマムな世界はシンプルな分、小さな幸せがそこかしらに見えやすくなります。
日常が延々続くという錯覚から抜け出して、心向かう先だけを日常に吹き込むことで、
見える世界が変わるかもしれません。

そう、まだまだそれぞれに新しい人生は明日も始まるのです。

Have fun!

tsuki