2017年9月2日

司る音

水の中の音の聴こえ方が全くいつもと違うように、
その音の中にいると見えている世界が全く別の色に映る。

9月のテーマは、音楽。
先日、Blue Note Hawaiiで夜を過ごして、命を底上げしてもらいました。
人の声が美しいのは、見て感じてきた世界の振動がそのまま音として顕われているから。
もっと無心で楽しもう、そう言われているようでそこに立つ自分を嬉しく想いました。

昔から、音楽はあらゆるジャンルを聴きます。
自分でもここまで別次元の音を選ぶのかと思いつつ、
リンクする心の内はちゃんとその時の曲と共鳴している。
幼い頃から、周りが皆音楽家で音の中で育ったので
音がない世界にも音を感じて過ごすことが多いのかもしれません。

最近、波から上がり車に戻ってサンライズかサンセットを待ちながら
聴く曲があります。

映画「her」のサントラの「The Moon Song」「Song On The Beach」
The Moon Songは、Karen Orzolek (Karen O) 作曲、
Karen Orzolek と映画「her」 の監督Spike Jonze による作詞です。
この歌の世界のまま、月の上に寝っ転がっているような優しい気持ちになって、
スモーキーな波を見つめているのが至福の時間。
Arcade FireのSong On The Beachは、映画「her」の光の色や心の移ろいを思い出す、
静けさを帯びたとても好きな曲です。
海だけではなく、日常の中で料理をしたりバスタブに浸かりながら聴くこともあります。

音楽は、人の細胞や出来事を司るものと同じ、振動するエネルギー。
だから、私は何かを思い返す時に音を感じたり、
静かな音がいつも人から聴こえているような気がするのです。

tsuki