2017年10月11日

栗が好きすぎる日本人。

実りの秋です。
とりわけ、季節感を感じさせるものといえば「栗」。
おそらく、新栗の出回るのが極めて短い期間に限られているので、つい気になってしまうのかもしれません。

そんな私も、栗は大好きで。
ちょうどいい具合に、山梨でバイクがらみの仕事があったので、これ幸いと信州まで脚を伸ばしました。

信州で栗といえば、とりわけ有名な町「小布施」。
名店「小布施堂」では、新栗の時期だけ食べられる栗の点心「朱雀」を求め、普段は静かな田舎町へ、どっと人が繰り出します。早朝から整理券目当ての行列がつき、午前中そうそうに、その日分の整理券は終了してしまうという噂は聞いていましたが--。

豈に図らんや、朝9時半で既に終了。
ならば……と、姉妹品の「モンブラン朱雀」を探してみるも、

こちらも終了。
仕方なく、栗あんソースのかき氷をいただきました。

いえいえ、嘘です。かき氷好きの私は、むしろ初めからこちらが目当て。
「朱雀」に狂騒するひとびとのなか、かき氷に目をつける人は少ないようで、待ち時間ほぼなしですんなりいただくことができました。
こちらは、軽井沢の天然氷をていねいに削ったかき氷。
栗あんソースは、栗鹿の子を思わせる濃厚な甘みを存分に楽しむことができます。
天辺にたくさんかかっていますが、氷の量も多いので「これは底のほう素氷で食べることになるのでは……」と心配していたところ、しっかり氷の中にもたっぷりの栗あんが隠れていました。

 

そして帰京して数日。
極上の氷菓子(あえて「かき氷」と呼びたくない!)を楽しめる「廚菓子くろぎ」でも、季節限定品として、栗のかき氷が供されるようになった……と聞き、脚をはこびました。

すると、平日なのに行列になっている!
しかも、既に席についている人は、大半が栗の氷「和栗ん弐」を食べている!

正確には整理券制なので長蛇の列にはなっていませんが、いつもは待たずに席につける平日午前中なのに……と、驚くばかりでした。

さて、こちらの「和栗ん弐」。
昨秋も登場した「和栗ん」の改訂版です。

天辺の栗クリーム、中にはほうじ茶クリームとこしあん、黒蜜、というベースの構成は前回同様でしたが、昨年と比べて「栗」の部分は素材を活かして甘さごく控えめに対し黒蜜、こしあんはきっちり甘いと対比が鮮やか。天辺にあしらわれていた栗のチップスが松の実に変わっている--など、細かな変更が見られました。
全体的にいって、「素材としての新栗らしさ」がより明確に味わえる構成になっている、といえるでしょう。

(昨年の「和栗ん」についてはこちらで書いておりますので、よければご覧になってくださいね)

それにしても、「秋=栗」の人気、すごい。
栗、好きすぎるだろ日本人。

「おまえもな!」

って声が聞こえたような気がしますが、気づかなかったふりをします。かしこ。

keiko