2017年10月14日

波羅蜜

波羅蜜  पारमिता Pāramitā
仏教で悟りの世界に至ることを顕す。

10月のはじめに、ひとつ歳を重ねました。
たくさんの友達がハワイへ集まり、お祝いのメッセージが届きました。
ひとつひとつの文字の集まりや贈り物を、時間をかけてほどくうちに
生き続けることだけで感謝は深まっていくのだと、心が整うような時間でした。

四半世紀、同じ時を過ごす友達からのメッセージの最後。
「制服を着た頃から見ているけれど
 毎年生まれ変わり別人のあなたといるようで
 生まれてから何ひとつ変わっていないように見える。
 今までのどの瞬間も、あなたの波羅蜜の旅は、美しく映ります。」

空には、十五夜の月が、煌々と輝いていました。


誕生日の少し前。
BLUE NOTE HAWAIIで至福の時の後
夫に車で迎えに来てもらった時。
車の中が甘く香りました。
友達もいたので、なんていい香りの香水なんだろうと思ったのですが、
夫がトランクスペースに私の好きな白い花を集めた花束を隠していたのです。

私が欲しいものはどんなものでも「いいよ。」と言う夫。
私の求めるものは予測不可能だから、任せているのだそう。
そこで今年は、私が以前からどうしても学びたいけれど
苦手でお手上げだった分野を、夫が学び私にレクチャーしてもらうという
プレゼントをリクエストをしました。
夫も未知の世界だけど、彼なら私より理解できそうな分野だったのです。
忙しいのに必死に調べたり、本を取り寄せたりして学ぶ姿に
今までのどの贈り物より嬉しかった。
おかげで、私の世界は新たな展開を見る事ができました。

花を見て、土の下を知るように
誰かの言葉や選択の源に手を合わせよう。
いつかわかると思っていたことがいくつも
ひらく数日だった。

光は強く、まだ夏のままなのに、宙が遠くなっていく。
波羅蜜の旅は、平和に今日も明けました。

tsuki